ご挨拶

当番世話人

第62回日本消化器がん検診学会東北地方会
会長 小池 智幸
東北大学病院 消化器内科


 このたび、第62回日本消化器がん検診学会東北地方会を担当させて頂くこととなりました東北大学病院消化器内科の小池智幸と申します。歴史ある本学会地方会の会長を拝命し大変光栄に感じますとともに、医師、放射線技師、超音波技師、保健師など消化器がん検診に携わる多くの職種の方々の研修を兼ねた重要な学会でもあることからその責任の重さに身が引き締まる思いです。
 今回のテーマは「消化器がん検診の現状と新たな展開」とさせて頂きました。新型コロナウイルス感染症は、我々の日常生活そして医療環境に大きな変化を引き起こし、当然のことながら消化器がん検診も多大な影響をうけました。また、超高齢社会の到来、疾患構造の変化、各種診断機器の進歩や人工知能(AI)の急速な発展と普及など消化器がん検診をとりまく環境は大きく変化しております。
 そこで、本会ではまず消化器がん検診の現状を学ぶために、各部会の研修会として各領域のエキスパートの先生方より消化器がん検診の現状と最新知見についてご講演を頂くとともに、がん検診の基本的事項を学ぶセッションも用意させて頂きました。その上で消化器がん検診の新たな展開を期待できるAIを含めた新技術の導入などの将来展望についてもディカッションできればと考えております。
 一方、東北地区では内視鏡医不足による内視鏡検診の普及への壁があるなど地域特有の事情も存在します。パネルディスカッションでは、東北各県の消化器がん検診で中心的な役割を果たしている先生方に胃がん検診の現状と今後の展望について発表、議論して頂く予定です。
 なお、今回の地方会から、一般演題発表者の中で優れた発表を行った医師(50歳以下)1名、医師以外(40歳以下)1名の優秀演題を選出し、奨励金の授与と翌年の本学会総会への招待を用意させて頂くこととなりました。一般演題に関しても若手の皆様を中心にぜひ奮って演題応募のほどよろしくお願い致します。
 新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことで日常がコロナ前に戻りつつあります。今回は5年ぶりに参加者全員が会場で顔を合わせて東北地区の消化器がん検診の現状や課題、将来展望について情報交換できる実りある会となるよう鋭意準備を進めて参る所存です。 皆さまの多数のご参加を心よりお願い申し上げます。